新緑の鞍馬山さんぽ。

鞍馬山をお散歩 京在住ノート

天狗の山は、想像以上のハイキングでした

先日のこと、少し机に向かう時間が続いていたので、頭をからっぽにしようと叡山電車に乗って鞍馬寺へ行ってきました。

お目当ては、新緑が目に鮮やかなこの季節の鞍馬山。
「日々の社寺さんぽ」のつもりで、軽やかな気持ちで出かけたのですが……

結論から言うと、想像以上の本格ハイキングになりました(笑)。

行きは無理をせず、山門をくぐってすぐのところからケーブルカーを利用。
文明の利器に感謝しつつ、一気に多宝塔へ。

文明の利器に感謝しながら多宝塔まで一気に上がると、
本殿金堂から見下ろす山々の景色が、胸いっぱいに広がります。

深呼吸をすると、空気が少しひんやりしていて、
身体の内側まで洗われるような感覚がありました。

問題は、帰り道です。

「下りだし、歩いて降りよう」
そう思ったのが、甘かった。

石と木の根が続く山道は、想像以上にワイルド。
一歩踏み出すたび、足の裏から山の気配が伝わってきます。

その下り道の途中で、私の足をふと止めさせたのが「由岐神社(ゆきじんじゃ)」でした。

境内にそびえる、大きな杉の御神木。樹齢はなんと約800年だそうです。
見上げていると、自分の時間の流れがふっと小さくなるような、不思議な感覚に包まれました。

この木が見てきた800年に比べたら、
日々の悩みごとなんて、本当に一瞬のことなのかもしれません。

この圧倒的な生命力に出会えただけでも、歩いて降りてきた甲斐がありました。

実は、さらに山を越えて「貴船神社」まで歩いて抜けられる
片道約1.5時間の大人気コースもあるんですが、
アラートを鳴らす自分の体力と相談し、今回はそっと断念。

無理をしないのも、大人の京都さんぽということで。
お寺を出る頃には、足がじんわりと笑っていて、心地よい疲労感に包まれました。

京都に暮らしていても、少し街を離れるだけで、
千年前から変わらない自然の中に身を置ける。

この感覚があるから、
また言葉を紡ぎたくなるのかもしれません。

みなさんも鞍馬山へ行かれる際は、ぜひ歩き慣れたスニーカーと、
少しの気合いを持ってお出かけくださいね。

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